スペリア/Web for Mainframe の 特徴
1. メインフレーム・コンピューターで Web を簡単に実現できます
メインフレーム・コンピューターでも Web を簡単に実現できる類の無い製品です。
2. 操作がしやすく美しい GUI 画面を表示することができます
プログラムは、スペリア言語を使用して作成します。このスペリア言語は、 Web ブラウザーの機能( イメージ,グラフ、写真,音楽,音声ガイダンス, プルダウン・メニュー,リストボックス・メニュー,入出力フィールド, テキスト・エリア,チェック・ボックス,ラジオ・ボタン,サブミット・ボタン, リンク・ボタン,カラーなど )をサポートしています。これにより、 3270 の文字中心の画面に代わって、操作がしやすく美しい GUI 画面を表示する ことができます。
3.サーバーは不要です
メインフレーム・コンピューターとパソコンなどを、インターネットや LAN などを 経由して接続しWeb を実現します。パソコンは、ブラウザーがあってインターネットが できるもので、あればよく、新たにソフトウエアを導入する必要はありません。 サーバーは不要です。
4.メインフレーム・コンピューターですべてを行います
アプリケーション・プログラムは、メインフレーム・コンピューターで実行しますので、 高い信頼性、データの安定したパフォーマンスで稼動させることができます。 また、ファイルやデータベースは、メインフレーム・コンピューターのものを使用します ので、データの集中化、一元化を維持することができます。
5.ブラウザーの豊富な機能を活用することができます
スペリア/Webは、3270 端末用のアプリケーション・プログラムを Web 環境で 使用できるように、 3270 形式のデータストリーム と HTML 形式の データストリームを中間で変換して Web 化をしているシステムではありません。 アプリケーション・プログラムとパソコンとの間は、常に HTML 形式でやりとりされ、 機能が少ない 3270 形式のデータストリームは存在しません。このため、ブラウザーの 豊富な機能を十分に活用できるアプリケーション・プログラムを作成することができます。
6.高い生産性でプログラムの開発ができます
約70種類の豊富で強力な機能をもつ命令が提供されており、しかも本来の アプリケーション・ロジック以外の記述が非常に少ないため、プログラムがシンプルです。 また、強力なデバッグ機能が提供されており、 Web のアプリケーション・プログラム でありながら平均で1本あたり0.5日から3日程度という非常に高い生産性で開発を することができます。これにより、プログラム開発のコストと期間が大幅に 少なくなります。
7. 短い習得期間でプログラムの開発ができるようになります
プログラミング方法がわかりやすいため、COBOL などのプログラマーの場合では 1日から2日程度の習得期間で基本的なプログラムの開発が可能になります。 プログラムの初心者でも、短期間でプログラムを開発できるようになります。
8.プログラムを選ぶことなく開発することができます
命令の機能が豊富で機能上の制約が少ないため、簡単なプログラムから 数千ステップにおよぶ複雑な基幹業務のプログラムまで、他の言語を併用することなく 高い生産性でプログラムを開発することができます。
9.プログラム作成のためのユニークな機能が提供されています。
プログラム作成のために次のようなユニークな機能が提供されています。
ページング | ファイルやデータベースのレコードをページングして表示することが、簡単なプログラミングで実現できます。 |
メール送信 | メールを送信する命令があり、プログラムから簡単にメールを送信することができます。 |
バッチ JCL サブミット | Web のプログラムからバッチ・ジョブの JCL をサブミットすることが、簡単なプログラミングで実現できます。 |
3270 プリンターへの リスト出力 |
簡単なプログラミングで、3270 のプリンターにリストを出力することもできます。 罫線の表示は、種類 ,開始位置 ,終了位置だけの簡単な指定で行うことができます。 プログラムの実行と同時に出力するか、保存しておいてあとで出力するか、その両方を行うかを選択できます。 リストの内容をテキスト形式でパソコンに転送することもできます。 |
複数レコード入力処理 | 1つの画面から複数件のレコードを入力する場合には自動 ループ機能があるため、1レコードについてだけプログラミングをすればよく、プログラムが簡単になります。 |
10.パソコンとのファイル転送機能があります
メインフレームとパソコンとの間でデータを相互に活用するために、ファイル転送を 行なう命令があります。簡単なプログラミングで、メインフレームのファイルや データベースのデータを選択 ,編集して、パソコンにテキスト形式や CSV 形式で ダウンロードすることができます。逆に、パソコンのファイルのデータをプログラムで 読み込んで選択 ,編集し、メインフレームのファイルやデータベースに書き込むことが できます。また、パソコンに入っているエクセルのデータやワードの文書などを メインフレームのスペリア・ファイルにアップロードしておくと、各パソコンからの 操作でダウンロードすることができ、データや文書の配布が簡単に行えます。
11.メニュー機能があります
プログラムを選択するメニューは、メニュー・パネルと簡単なテーブルを作成する だけよく、端末として使用することができます。プログラミングは不要です。 5レベルまでのメニューをサポートしています。
12.デバッグが簡単に行えます
デバッグ・サポート機能が充実しており、実行した命令のトレースや、プログラムで 定義したフィールドの内容などを画面上で簡単に照会することができます。 それらの内容は、実行が異常終了したときだけでなく、指定した命令で実行を止めて 調べたり、命令を1ステップずつ実行して調べることもできます。 プログラムが異常終了した場合には、その原因と命令がわかりやすく表示されます。 このような機能によって、CICS のダンプを見る必要がなく簡単にデバックを行う ことができます。
13.ファイル, DL1 のレコードを操作する機能があります
VSAM ファイル,DL1 のレコードは、 画面上で簡単に照会 , 変更 ,追加 , 削除が 行えますのでテストの効率が向上します。 データは漢字や16進数での表示も可能で、 フィールド名もあわせて表示されます。 また、ファイル名とフィールドを選択し、 さらに条件を指定することで、レコードをパソコンに転送することをプログラムなしで 簡単に行なえます。
14.ファイル・アクセス・シミュレーション機能があります
プログラムからファイルに対してレコードの更新 , 追加 , 削除を行った場合、実際の ファイルの内容を変化させることなく、 あたかも更新 , 追加 , 削除が行なわれたかの ようにシミュレートする機能です。 これにより、テスト・ファイルの作成が不要になり、 テストの生産性が向上します。対象は VSAM ファイルのみです。
15.オンライン・バッチのプログラムを作成できます
オンライン・バッチのプログラムも、「スペリア言語」で簡単に作成することができます。
16.リストの操作が簡単に行えます
オンラインのプログラム、およびバッチのプログラムで作成したリストは、パソコンの 画面からの簡単な操作でオンラインのプリンターに出力をすることができます。 また、リストの内容を簡単な操作でパソコンにテキスト形式で転送をすることができ、 メインフレームのデータをパソコンで活用することができます。 リスト内容のディスプレイ端末への表示や、リスト名の漢字表示、 出力するプリンター やページ,コピー数の指定をすることもできます。
17.バッチからオンラインへの連係機能があります
バッチからオンライン・ファイルのオープン,クローズ、プログラムの使用可, 使用不可の設定、オンライン・バッチ・プログラムの起動などができ、オンラインと バッチの連係処理をスムースに行うことができます。
18.オンラインの運用状況を監視することができます
運用サポート機能により、端末の操作状況,応答時間やアベンドの内容,プログラムの 使用状況,ファイル,データベースのアクセス状況などを照会することができます。 このような機能により、 運用に役立つ情報を簡単に入手することができます。
19.メインテナンスのための便利な機能があります
メインテナンス・サポート機能により、プログラムやパネルなどの作成日,更新日, 作成者,コメント,最終使用日などを照会することができます。また、 ファイル名や セグメント名,フィールド名から、それらを使用しているプログラム名を照会する ことができます。また、プログラムの最近の使用履歴を表示することもできます。 このように、 メインテナンスのときに役立つ情報を簡単に照会することができます。
20.ハードウエアに負荷をかけません
プロセッサーやストレージ、通信回線などへの負荷が最小になるように設計されており、 レベルアップなどの無駄な投資を抑制することができます。